「子どもがいると、転職の面接で不利になるのかな?」
「人事はどこを見ているんだろう?」
ワーキングママの転職活動は、不安がつきものですよね。
私はこれまで、人事(採用担当)として約10年弱、中途採用の面接に数多く関わってきました。
結論から言うと、
子どもがいること自体がマイナス評価になるわけではありません。
ただし、面接では「しっかり見ているポイント」があります。
今回は、ワーキングママの転職面接で人事が実際に見ていたポイントを、人事目線で正直にお伝えします。
見ているポイント① 働き方の現実を理解しているか?
まず見ているのは、理想論だけで話していないか、という点です。
・保育園の送迎
・急な発熱や呼び出し
・時短勤務や勤務時間の制約
こうした前提を踏まえたうえで、
この会社・このポジションでどう働くつもりなのかを具体的にイメージできているかを見ています。
「問題ありません」「頑張ります」だけだと、正直なところ判断が難しく、不安が残ります。
見ているポイント② これまでの役割・成果を言語化できているか?
子どもがいるかどうかよりも、人事担当者が一番知りたいのは
「この人は、どんな価値を出してきた人なのか?」です。
・どんな役割を担ってきたのか
・どんな工夫で貢献してきたのか
・チームや周囲とどう連携してきたのか
特に時短勤務を希望する場合は、
限られた時間の中で、どう成果を出せるかを説明できるかが重要になります。
これは、「自分の棚卸しができている人ほど評価されやすい」という点にもつながります。
見ているポイント③ 制約がある前提でのコミュニケーション力
子育て中であれば、時間や働き方に制約があるのは当たり前です。
人事が見ているのは、その制約をどう伝え、どう調整しようとしているか。
・事前に共有しようとしているか
・代替案や工夫を考えているか
・一方的な要望になっていないか
制約があることよりも、伝え方や向き合い方が重視されていると感じていました。
見ているポイント④ 長く働くイメージを持てているか?
採用は「今」だけでなく、この人がこの先どう働いていくかも見ています。
・なぜこの会社なのか
・どんな働き方をしたいのか
・将来的にどんな役割を担いたいのか
子どもの成長に合わせて働き方がどう変わっていくかまで考えられていると、安心感があります。
見ているポイント⑤ 相手の立場を考えられているか?
ワーキングママの転職面接で、私が特に大切だと感じていたのは、
いかに相手の立場を考えられているか、という点です。
例えば、面接前までに
・家族などのサポート体制がどうなっているか
・急なトラブル時に誰がフォローできるか
・仕事に支障が出ないための工夫
こうした点を整理して話してくれる方は、とても意欲的で好印象でした。
現時点の状況だけでなく、一緒に働く人の立場を考えようとしていることが伝わるからです。
一方で、
・時間帯の希望
・休みの取りやすさ
・配慮してほしい点
など、リクエストだけを伝えてくるケースは、少しマイナス印象になりやすいのが正直なところです。
希望を伝えること自体が悪いわけではありません。
ただ、どうすればチームとして回るか
周囲とどう協力していくかという視点が見えないと、受け身な印象になってしまいます。
一緒に働くことを想像できている人は違う
一緒に働く人の立場を想像できている方は、自然とこんな発言が出てきます。
・事前に調整しておきたいこと
・周囲への共有や連携の工夫
・自分から主体的に動こうとする姿勢
これはアピールしようとしなくても、協力しようと考えた結果、自然ににじみ出るものです。
人事が見ているのは、スキルや経験だけでなく、
「この人と一緒に働くイメージが持てるか」だと思います。
ワーキングママの転職で大切なのは「正解を言うこと」ではない
面接で大切なのは、人事担当者が喜ぶ正解を言うことではありません。
・自分の状況を理解している
・相手の立場を想像している
・一緒に働く意識を持っている
この3つが伝われば、子どもがいることは決して不利にはなりません。
関連記事のご紹介
・時短勤務でも評価される人の共通点【人事目線】
育休明けの転職はいつから?失敗しないタイミングを採用担当が実体験をもとに解説します
あわせて読むことで、子育てとキャリアを両立するための考え方が、より整理しやすくなります。


コメント