ワーママの転職面接では、
「この言い方で大丈夫かな?」「正直に話しすぎて不利にならない?」
と不安になることも多いと思います。
私自身、人事(採用担当)として約10年弱、
新卒・中途あわせて3,000名以上の面接を担当してきました。
その中で強く感じていたのは、評価が下がる理由は、能力や経験ではなく
“伝え方”であることがとても多いということです。
この記事では、
ワーママ転職の面接で
評価が分かれやすかった受け答えの特徴と、
人事目線で「こう伝えてくれたらよかった」と感じたポイントを整理します。
評価が下がりやすい受け答え①条件だけを一方的に伝えてしまう
ワーママの面接でよくあるのが、
勤務時間や残業、休みの取りやすさなど、
条件面だけをストレートに伝えてしまうケースです。
【NG例】
「子どもの送迎があるので、9時〜16時までしか働けません。」
事実としては正しいのですが、
これだけだと人事側は
「その条件で、どう仕事を進めるイメージなんだろう?」
と不安を感じてしまいます。
評価が分かれるポイント
条件+考え方まで伝えられているか
好印象だったのは、
条件を伝えたうえで、
その先の考えや見通しまで話してくれる方です。
【OK例】
「子どもの送迎があるため、基本は9時〜16時の勤務を希望しています。
ただ、月に数回であれば30分程度の残業は対応可能です。
また、来年子どもが進学予定なので、そのタイミングでは
もう少し勤務時間を広げられると考えています。」
今の制約だけでなく、
・対応できる範囲
・将来的な見通し
まで伝えられると、
一緒に働くイメージがぐっと持ちやすくなります。
評価が下がりやすい受け答え②正直さが、そのまま不安になってしまう
【NG例】
「正直、子どもがよく体調を崩すので、
急なお休みがどれくらい出るか自分でも分かりません。
仕事と両立できるかも、正直不安です。」
誠実ではありますが、
人事側としては
「入社後の働くイメージが持てない」
という不安が残ってしまいます。
評価が分かれるポイント
事実+向き合い方まで話せているか
【OK例】
「子どもが体調を崩すことは正直あります。
ただ、これまでは家族と役割分担しながら対応してきました。
突発的な対応は私が行うケースが多いですが、
シフト状況によっては主人に協力してもらえる場合もあります。
また、学校行事などでお休みが必要な場合は、
早めにシフトのご相談をさせていただくようにしています。」
事実を隠さず伝えつつ、
どのように対応してきたか、
今後どうしていきたいかまで話せると、
安心感につながります。
評価が下がりやすい受け答え③「頑張ります」「問題ありません」で終わってしまう
【NG例】
「急な対応や残業が必要な場合も、頑張ります。
特に問題はないと思います。」
前向きな姿勢は伝わりますが、
具体性がなく、人事としては判断が難しくなります。
評価が分かれるポイント
“頑張り方”を具体的に伝えられているか
【OK例】
「基本的には定時での勤務を想定していますが、
事前に分かっている業務であれば、
月に数回程度の残業は調整可能です。
急な対応が必要な場合は、
早めに相談しながら進めたいと考えています。」
できること・難しいこと・相談の仕方を
具体的に伝えられると、
現実的で信頼できる印象になります。
評価が下がりやすい受け答え④前職や会社への不満が中心になる
【NG例】
「前の会社は育児への理解がなくて、
正直すごく働きづらかったです。
上司もあまり協力的ではありませんでした。」
事実かもしれませんが、
不満だけが強く残り、
ネガティブな印象になりやすくなります。
評価が分かれるポイント不満を“価値観”に言い換えられているか
【OK例】
「前職では、育児と仕事の両立の難しさを感じました。
その経験から、
チームで業務を共有しながら働ける環境を
大切にしたいと考えるようになりました。」
同じ出来事でも、
学びや基準として伝えられるかどうかで、
印象は大きく変わります。
ワーママの面接では「結論ファースト」も意識したい
ワーママに限った話ではありませんが、
面接では結論ファーストで話すこともとても大切です。
【例】
「結論として、勤務時間は9時〜16時を希望しています。
理由は子どもの送迎があるためです。
ただ、月に数回であれば残業対応も可能で、
将来的には勤務時間を広げることも考えています。」
最初に結論を伝え、
そのあとに少しだけ肉付けする。
それだけで、話はぐっと伝わりやすくなります。
まとめ面接で見られているのは「答え」より「姿勢」
ワーママ転職の面接で、
評価を分けていたのは
完璧な受け答えや模範解答ではありません。
・自分の状況を理解しているか
・相手の立場を考えているか
・一緒に働く姿勢が伝わるか
この3つが伝われば、
ワーママであることは決して不利にはなりません。
面接は、
自分をよく見せる場ではなく、
お互いに「合うかどうか」を確かめる場。
少し伝え方を意識するだけで、
評価の伝わり方は大きく変わります。
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